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tv asahi なんでもクラシック 2014 2月6日(木)〜11日(火)

東京芸術劇場 コンサートフォール/プレイハウス

なんでもクラシック2014 2月6日(木)〜11日(火・祝) 東京芸術劇場 55周年記念

出演者

リナ・ヴァスタ

リナ・ヴァスタ<ソプラノ・特別ゲスト>

ミラノのコンセルヴァトーリオ(ジュゼッペ ヴェルディ音楽院)でディプロマを取得。

ジャンニーナ・アランジ・ロンバルディ氏、イネス・マリア・フェラーリス氏に師事。

16歳でオペラの舞台に上がったリナは自らのレパートリー、「椿姫」、「ランメルムールのルチア」、「リゴレット」などで聴衆を魅了する。

イタリアオペラ全盛の少し前に生まれたリナは音楽を傍らに成長し、年頃になるとオペラ歌手になることを夢見て当時の優れた芸術家に師事することになる。当時のイタリアにはすばらしい指導者が数多く存在し、正しい歌唱のテクニックを学ぶには事欠かない時代だった。

そんなリナがオペラ歌手として歩みはじめた矢先に第二次世界大戦がおこる。オペラを続けるには苦難な状況でありながらも歌うことをやめなかった彼女はイタリア国内の市立劇場の著名な演目でリリコレッジェーロソプラノとして活躍する。

その後、一旦は家庭に入り子育てに専念する。しかし1984年、夫とともにヴェルディ憩いの家(養老院)に移り住んだ頃、施設内やコンサートのできる環境がリナの眠っていた熱情と才能を覚醒させることとなった。また、周囲も類まれなるリナの音楽性とそれを支える歌唱テクニックに驚き、リナ自身も「人々が求めるものはいつどきも変わらず、しかし、時とともに失われていくものをわたしには守りつづける使命があります。」と感じている。

現在はミラノに在住しながらイタリア国内をはじめ海外でのコンサートにも出演しながら後進の指導にあたる。